脂肪吸引を行う事が出来ない疾患や年齢制限などについて

『4 脂肪吸引を行う事が出来ない疾患や年齢制限などについて』

 

脂肪吸引は外科手術の一種です。そのため、体への負担はある程度覚悟しておく必要があります。

 

また、危険性が高いならばやめておかなければなりません。具体的には、貧血の危険性があったり、免疫力に問題があったり、アレルギー症状のある場合です。

 

ただ、貧血での危険性はかなり小さくなっています。同じ脂肪吸引といっても、手術方法はどんどん進化しているのです。

 

今は事前に皮膚の下に止血剤を入れるのが一般的になってきています。

 

また、カニューレ(吸引管)も執刀医が力任せにしなくても、スムーズに動くように工夫がされています。

 

ですから、何年も前に貧血が理由で脂肪吸引をあきらめた人も、もう一度確認してみるといいでしょう。

 

免疫力の問題は、外科手術一般と同じです。

 

メスは使わず、傷口はカニューレの挿入口だけとはいえ、やはり感染症のリスクはあるのです。

 

外からは見えないとはいえ、皮膚の下では脂肪を抜いたあとの傷もできています。

 

脂肪を吸引する範囲が広いほど、また量が多いほど感染症のリスクも高まります。

 

高齢者もやめておいたほうがいいでしょう。

 

手術によるリスクが高まるだけではなく、仕上がりもきれいになりにくいのです。

 

脂肪を抜いてほっそりとすると、お肌もその分余ることになります。これがちゃんと小さくならないと、たるんだお肌になってしまいます。

 

手術の傷が治るのにも時間がかかります。

 

高齢になるほど、お肌が対応できなくなるのです。

 

このほか、持病を抱えている人も、事前のカウンセリングなどで十分に相談するようにしましょう。

 

また、妊娠中や授乳中の人は、クリニック(美容外科、美容皮膚科)の側で断るでしょう。

 

中には、メタボ(メタボリックシンドローム)対策で、内臓脂肪をとってもらいたい人もいるでしょう。

 

これはどんな人でも無理です。

 

脂肪吸引で取れるのは皮下脂肪だけです。それよりも深いところにある内臓脂肪は吸引することはできません。